2015年2月20日金曜日

雲水さんの肖像 2

パステル画 警策 頂相画家西村俊廣


 直日(じきじつ・坐禅のリーダー)が警策を担いで単(一人々の坐)のを廻ると,雲水は合掌をして迎える。「警策を打って下さい」という合図である。右手を左肩に置き、左膝を折って,前屈の姿勢で受ける。「パーンパンパーン」鋭い音が静寂を突き破るが,少し体型を変えるだけで体の痺れが消えるのは不思議である。
 
 老師のお供をして、中国の巨大寺院、伯林寺や、スティーブ・ジョブスが坐禅をしたというサンフランシスコ禅堂で坐ったが、警策が廻る事はなかった。暴力とも受け止められかねない警策であるが、打たれる方が遥かに楽なのである。伝統というものは常に人の常識を超えるものであると思う。

クリックすると大きくなります。



☆描き方を教えて欲しいというメールを頂くので、参考までに。

      
           クリックすると大きくなります。

完成図はキヤノン5Dで、下の描き順はニコンD3200で撮った。画素数はニコンの方が多いのに、色の感受性が劣る気がする。特に青の階調が全くとらえられない様に思う。


〒606-8102 京都市左京区高野清水町142 西村俊廣  075-722-3927
      e-mail: tinsoh@yahoo.co.jp




0 件のコメント:

コメントを投稿