2015年1月31日土曜日

尼僧の肖像画

頂相画家 西村俊廣

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浄土真宗の肖像画・御影像

 浄土真宗も画像を残す習慣があって、御影と呼ばれている様です。私の作例は数点ですので詳しくは分かりません。画像の上部を短冊状に切り抜き「名号」というお題目を入れると聞きました。
 宗派に関わらず尼僧像も依頼を受けますが、私の一番気に入った作例です。信仰の対象の為、全体図は公開出来ませんが、ご想像頂けると思います。



    ☆画面をクリックすると大きくなります。    


             全身座像部分                




                  拡大部分図





〒606-8102 京都市左京区高野清水町142 西村俊廣 075-722-3927
          e-mail: tinsoh@yahoo.co.jp



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2015年1月28日水曜日

頂相 2 臨済宗・曹洞宗

頂相画家 西村俊廣

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写真的な頂相(ちんそう)
 
 お寺によっては写真みたいに描いて欲しいという依頼もあります。絵絹に岩絵具で写真的に描くことは大変難しいですが、岩絵具だからこそ可能でもあります。一番難しいのはボカシですが、チューブ絵具や泥絵具では奇麗に出来ません。水を使ってぼかすと下の色が溶けて輪ジミが出来ます。そしていくら上に絵具を重ねようが同じシミが出ます.
 岩絵具で可能なのは例えて言うなら、砂浜は波が引くとき輪ジミを残さず、泥田はそうはいかないのがヒントでした。岩絵具で描いた画面は、例えば新品の化粧パレットを開いた様な、均質な完全マットに仕上がります。学生時代に学んだ、テンペラやフレスコ、エンカウスティーク(私の場合は蜜蝋ではなく松脂)の技法も取り入れて描いております.
 


臨済宗の頂相

           ☆画面をクリックすると大きくなります。 


曹洞宗の頂相 
   
   





絵の耐久性について
 私の肖像画は絵絹の上に岩絵具で着色しております。岩絵具は鉱物から出来ており,変色,退色は致しません。又ドウサに明礬を用いませんので,酸化に因る絵絹の黄斑も出ません。ほぼ絵絹の寿命の500年くらいと考えます。対して油絵は酸化し易い重金属の粉を顔料としており,又溶き油が黄変したりで数十年で劣化が始まります。ひび割れ、剥落等も必然です。 


☆パステル画も描いています。

      
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